シラバス参照

科目名 公共経済学 
科目名(英訳) Public economics 
科目ナンバー BS338E01 
担当者
(非)は非常勤講師

菊池 悠矢

単位数
開講学年 3年 
開講セメスター 春期毎週 
履修順序・履修情報  
担当者及び時間割 【春学期】
菊池 悠矢:水5-6 
カリキュラムの中での位置付け 「経済学基礎」「ミクロ経済学入門」「マクロ経済学入門」で学んだ基本的な考え方を用いて公共部門が行う経済活動を分析する。 
身につく基礎力 傾聴・受信力  クリティカル思考力 



授業の主旨
(概要)
 私たちは、ニュースや新聞でしばしば「政府」という言葉に触れます。政府には、安心した国民生活を実現する政策を実行することが求められています。しかし、それと同時に政府が必ずしも国民の期待に沿った行動を取らないことも私たちは知っています。公共経済学では、経済の中で政府に求められる役割と国民の期待に合致しない政策が取られる理由を考えます。
 この授業では、はじめて公共経済学を学ぶ学生を対象にして、公共経済学の基本的な考え方を解説します。特に、ミクロ経済学の視点(資源配配分機能)・分配の視点(所得再分配機能)・マクロ経済学の視点(経済安定化機能)から公共部門の機能を概観します。 
具体的
達成目標
①学習した公共経済学のトピックの意味を理解し、説明できるようになること。
②学習した事項を応用し、社会の様々な問題を考察できるようになること。 
授業計画
1 【内容】   【第1回】 ガイダンス/公共経済学とはどのような学問か?
(授業概要、政府とは、公共部門の役割) 
【授業外学習】   (予習)テキストの第1章をよく読み、疑問点をリストアップしておくこと。
(復習)講義内容の復習を行うこと。 
2 【内容】   【第2回】 市場メカニズムⅠ:図による理解
(インセンティブ、需要と供給、余剰、競争均衡、厚生経済学の第一命題) 
【授業外学習】   (予習)テキストの第2章をよく読み、疑問点をリストアップしておくこと。余裕がある人は、講義内容に関連する新聞記事やニュースに目を通しておくこと。
(復習)講義内容・練習問題の復習を行うこと。余裕がある人は、予習で探した記事やニュースを授業で学んだ考え方を用いて、考察し理解を深めること。 
3 【内容】   【第3回】 市場メカニズムⅡ:数学表現による理解
(数学を用いる理由、パレート最適、ラグランジュ未定乗数法、厚生経済学の第一命題) 
【授業外学習】   (予習)テキストの第3章をよく読み、疑問点をリストアップしておくこと。余裕がある人は、講義内容に関連する新聞記事やニュースに目を通しておくこと。
(復習)講義内容・練習問題の復習を行うこと。余裕がある人は、予習で探した記事やニュースを授業で学んだ考え方を用いて、考察し理解を深めること。 
4 【内容】   【第4回】 公共財
(公共財の定義、非排除性、非競合性、サミュエルソン・ルール) 
【授業外学習】   (予習)テキストの第4章をよく読み、疑問点をリストアップしておくこと。余裕がある人は、講義内容に関連する新聞記事やニュースに目を通しておくこと。
(復習)講義内容・練習問題の復習を行うこと。余裕がある人は、予習で探した記事やニュースを授業で学んだ考え方を用いて、考察し理解を深めること。 
5 【内容】   【第5回】 最適な公共財供給の実現
(リンダール・メカニズム、クローク・グローブス・メカニズム、投票) 
【授業外学習】   (予習)テキストの第5章をよく読み、疑問点をリストアップしておくこと。余裕がある人は、講義内容に関連する新聞記事やニュースに目を通しておくこと。
(復習)講義内容・練習問題の復習を行うこと。余裕がある人は、予習で探した記事やニュースを授業で学んだ考え方を用いて、考察し理解を深めること。 
6 【内容】   【第6回】 外部効果
(外部効果、受益者負担の原則、外部効果の内部化、ピグー税、コースの定理) 
【授業外学習】   (予習)テキストの第6章をよく読み、疑問点をリストアップしておくこと。余裕がある人は、講義内容に関連する新聞記事やニュースに目を通しておくこと。
(復習)講義内容・練習問題の復習を行うこと。余裕がある人は、予習で探した記事やニュースを授業で学んだ考え方を用いて、考察し理解を深めること。 
7 【内容】   【第7回】 自然独占
(独占とは何か、独占の弊害、独占が生じる理由、平均費用逓減産業) 
【授業外学習】   (予習)テキストの第7章をよく読み、疑問点をリストアップしておくこと。余裕がある人は、講義内容に関連する新聞記事やニュースに目を通しておくこと。
(復習)講義内容・練習問題の復習を行うこと。余裕がある人は、予習で探した記事やニュースを授業で学んだ考え方を用いて、考察し理解を深めること。 
8 【内容】   【第8回】 価格規制
(限界費用価格形成、平均費用価格形成、インセンティブ規制、ピークロード・プライシング) 
【授業外学習】   (予習)テキストの第8章をよく読み、疑問点をリストアップしておくこと。余裕がある人は、講義内容に関連する新聞記事やニュースに目を通しておくこと。
(復習)講義内容・練習問題の復習を行うこと。余裕がある人は、予習で探した記事やニュースを授業で学んだ考え方を用いて、考察し理解を深めること。 
9 【内容】   【第9回】 前半まとめと前半小テスト 
【授業外学習】   (予習)テキスト第2章から第8章・第2回から第8回の授業内容の総復習をしておくこと。
(復習)理解が不十分な箇所を中心に再度、前半の内容を復習すること。 
10 【内容】   【第10回】 所得再分配
(平等、公平性、所得分配の必要性、所得格差を示す指標、所得再分配の方法) 
【授業外学習】   (予習)テキストの第9章をよく読み、疑問点をリストアップしておくこと。余裕がある人は、講義内容に関連する新聞記事やニュースに目を通しておくこと。
(復習)講義内容・練習問題の復習を行うこと。余裕がある人は、予習で探した記事やニュースを授業で学んだ考え方を用いて、考察し理解を深めること。 
11 【内容】   【第11回】 租税
(租税原則、課税による死荷重、ドールトンの法則) 
【授業外学習】   (予習)テキストの第10章をよく読み、疑問点をリストアップしておくこと。余裕がある人は、講義内容に関連する新聞記事やニュースに目を通しておくこと。
(復習)講義内容・練習問題の復習を行うこと。余裕がある人は、予習で探した記事やニュースを授業で学んだ考え方を用いて、考察し理解を深めること。 
12 【内容】   【第12回】 年金
(国民皆年金、日本の年金制度の概観、賦課方式、積立方式、二重の負担) 
【授業外学習】   (予習)テキストの第11章をよく読み、疑問点をリストアップしておくこと。余裕がある人は、講義内容に関連する新聞記事やニュースに目を通しておくこと。
(復習)講義内容・練習問題の復習を行うこと。余裕がある人は、予習で探した記事やニュースを授業で学んだ考え方を用いて、考察し理解を深めること。 
13 【内容】   【第13回】 経済の安定化
(景気変動、国民所得の決定式、乗数効果、裁量的政策決定の問題点、公債の中立命題) 
【授業外学習】   (予習)テキストの第12章をよく読み、疑問点をリストアップしておくこと。余裕がある人は、講義内容に関連する新聞記事やニュースに目を通しておくこと。
(復習)講義内容・練習問題の復習を行うこと。余裕がある人は、予習で探した記事やニュースを授業で学んだ考え方を用いて、考察し理解を深めること。 
14 【内容】   【第14回】 財政の持続可能性
(ポンジー・スキーム、財政赤字、日本の財政状況、公債を発行する根拠、プライマリ・バランス) 
【授業外学習】   (予習)テキストの第13章をよく読み、疑問点をリストアップしておくこと。余裕がある人は、講義内容に関連する新聞記事やニュースに目を通しておくこと。
(復習)講義内容・練習問題の復習を行うこと。余裕がある人は、予習で探した記事やニュースを授業で学んだ考え方を用いて、考察し理解を深めること。 
15 【内容】   【第15回】 後半まとめと後半小テスト 
【授業外学習】   (予習)テキスト第9章から第13章・第10回から第14回の授業内容の総復習をしておくこと。
(復習)できなかった問題を中心に再度、後半の内容を復習すること。 
授業方法
下記の指定テキストに沿って進められる一般的な講義方式です。 
成績の
評価方法
達成目標に従って授業への参加度(10%)・前半小テスト(45%)・後半小テスト(45%)によって総合的に評価します。 
成績の
評価基準
定められた成績評価基準・単位認定基準(S:90点以上、A:80点以上、B:70点以上、C:60点以上)に従って成績評価を行います。
合格には、総授業数2/3(10回以上)出席した上で、評価基準に基づき60点以上であることが求められます。 
教科書
No 書籍名 著者名 出版社 価格 ISBN/ISSN
1. 『ベーシック+(プラス)/公共経済学』  小川光・西森晃  中央経済社  ¥2300+税  978-4-502-13561-3 
 
参考文献


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